親子で同居するためのキッチンリフォーム
ここでは子供が社会人になってから、同居する場合のキッチンについて
ご紹介したいと思います。
二世帯と似てはいますが、この場合は子供だけの (子供が世帯を持っていない)場合に
おすすめのキッチンスタイルになります。
※二世帯でお考えの場合は、そもそも完全独立型か、一部共有型かなどキッチンだけではなく
家の構造自体に関わってくるので、ここでは割愛しています。
たとえ親子でも、子供が成人して独自の生活スタイルを持った後では
同居の際に問題点が出ることが多いです。
それはキッチンに限ったことではありませんが、同居を機にリフォームされる場合で、
同居するのが娘(女性)の場合は特に、キッチンはよく考える必要があります。
女性にとってキッチンはお城と言われています。
たとえ親子でも、キッチンの使い方や配置の好みの違いによって
お互いにストレスを抱くという話は良くあるものです。
特に親も子も高齢になるにつれて、他人に干渉されることに抵抗を感じるようになるので
現時点ではあまり気にしないという方も、リフォームの際には
お互いに気を使わなくて済むスタイルを検討すると良いでしょう。
キッチンを共有するかは夕食スタイルで判断
完全に独立したキッチンを二つ用意する…という希望は、
同居の場合あまりでてきません。
しかし、子供が気軽に料理できるようにと、メインのキッチンとは別に
ミニキッチンを設置するケースは珍しくありません。
その場合、基準となってくるのが、夕飯のスタイルです。
親子が一緒に夕食をとるのであれば、キッチンは一つで良い場合が多いです。
この場合、主に料理する人が決まっているか、一緒にキッチンに立って料理することが
できる状態と言えるからです。
逆に、親子別に夕食をとる場合は、別途ミニキッチンがある方が好まれます。
親子が別々に作業をすることが増えるため、台所を使用する時間が被ったり、
相手によって生活のリズムが崩れると感じることがあるためです。
このような場合、特に親が子供に干渉することが多くなり、お互いに
ストレスが溜まってしまいます。
スペースの制約などもありますが、もし夕食が別の場合は、ミニキッチンを
別途用意することも検討してみましょう。